あなたは先生に、「社交ダンスをするならバレエをにするな」と言われ、不思議に思ったことはありませんか?バレエの癖が抜けなくて困っていたりしませんか?社交ダンスも、バレエもダンスですから、共通点もありそうだし、バレエをやってる人は社交ダンスで得だと思われるかもしれませんが、ちょっと違うようで困ってたりしませんか?
バレエと社交ダンスの違い
バレエをやっていると社交ダンスで得だと思われますが、この二つのダンス、決定的な違いがいくつかあります。
リードフォローがない
バレエは、主に一人か大人数、もしくはペアでも、バラバラに踊るダンスですから、自分で踊るものです。ということは、社交ダンスに必要な、身体の中から使うコネクション神経を使わないということにあります。
上半身が違う
バレエは上半身を真っすぐにキープしなければいけません。上半身は常にまっすぐに動くので、バレエの動きは、上半身は滑らかというより、なんとなく線のように綺麗に見えると思います。
社交ダンスは、上半身の動きも非常に大切です。上半身を固めれば、まず相手とのコネクションも取れないし、背中が踊りませんから、社交ダンスらしくないダンスになってしまいます。
足先が違う
足先の使い方も異なります。バレエは、つま先の先まで使いますが、社交ダンスは、つま先を使っても、足裏のほうを使います。
つま先まで伸ばすことがあっても、バレエのようにつま先の先で歩くことはまずありません。足全体を使うのが社交ダンスです。
バレエを習ったほうがいい
ではだからと言って、バレエが社交ダンスラテンに役に立たないかというとそうでもありません。例えば、回転ですが、社交ダンスでも回転はかなりあります。
バレエをやっていると、回転の時の身体の使い方が美しく、社交ダンスに少し取り入れれば美しい動きになるでしょうし、手足をまっすぐにする使い方は、バレエをしていた方は本当に美しいです。
要するに、「社交ダンスをするならバレエをするな」には語弊があり、社交ダンスをしてバレエを習うなら、違いを知ったうえで習えというほうが正しいのです。
バレエの先生は上半身の動きを止めるでしょうから、結局はどちらかに留まることになると思いますが。回転と手足の伸ばし方は、バレエの先生にアドバイスを頂くと、何かヒントが得られるかもしれません。
昔バレエをやっていて、今社交ダンスで悩んでいる方も、身体の使い方さえ変えれば無敵になるはずですので、先生に上半身と足先の使い方を教えてもらってはいかがでしょうか?
バレエを習っていて社交ダンスを始めた人は、体幹がある分得ですから、十分に得点を生かしてみましょう。「やっぱりバレエやってたし綺麗だね」と言ってもらえることでしょう。
お問い合わせはこちらのフォームから