どうして日本の社交ダンスはこんなに下品なのだろう 社交ダンスは高貴のダンスで国際社交マナーの原点なのに

こんなシンプルな疑問から始めた、IDC.Tokyoの運営でした。「日本の社交ダンスってどうして、こうも下品なのか」そんな研究をしていて、あることが分かったのです。社交ダンスに必要なのはたった一つ、国際社交マナーの知識と嗜みを理解する事の常識がないのです。

Facebookでこんな投稿をしましたらスイスからメッセージが

As an international etiquette specialist and a professional ballroom dance trainer, I can clearly see the strong connection and importance of these two.

I teach ballroom dance as a part of the etiquette education. It is unfortunate that most of Japanese people have no idea of the connection between etiquette and ballroom dances, but they only dance as sports without considering the other person.

They lack of ideas of how to escort ladies and what ladies have to do, for instance. They meet, dance, and even never say good-bye.. Even professional dancers, most of them do not know how to actually “lead and follow”, but they do what they are taught by trainers. Even though their technique is more than great, I have never felt truly grateful only because I never see the true beauty of the connection. What they need is “the education”, this is why studying to learn etiquette BEFORE learning ballroom dances is extremely important.

My etiquette student and my dance partner who were posted few days ago can dance very well after only 3 lessons because they have learned the etiquette and fully understood the sense and created the right mindset before training.

We will commit the true education.

すると、すぐにスイスから連絡がありました。

「私も大変共感します。当然ながらエチケットと社交ダンスは全く同じですよね?日本の人は知らないのですか?確かに私達の国でもこの教育は失われていますが、関係があることは知っています。」

フランス人のパートナーも言います。

「それもわざわざ言わなくてもわかるよね?でも、日本人にはわからないのかなあ?。。」

日本の人は、気づかなくてはいけません。これが、繋がらないことはおかしな事だということに。

社交ダンスにマナーが必要なの?という疑問が浮かぶのはおかしな感覚である

体験の方が、「社交マナー」の話を聞いて不思議な顔をする事を本当に不思議に思うことがあります。

酷い時には、「私はダンスを習いに来たからマナーは習いたくない」と言います。歳を取ればとるほど、こういう方は多いです。

けれども、決してご本人たちに、社交ダンスに必要な社交マナーがあるとは言えないのです。

そもそも、「マナー」と言っても、単純に誰でも知っている、「時間を守る」とか「口臭が」とか、そのような誰でも知っている常識ではなく、英語では、Social Etiquetteと言って、わざわざ専門学校に通って学ぶようなことなのです。Finishing Schoolで有名な所は、スイスやフランスにあります。

Finishing Schoolは、かつては良家の子女が通い、社交界デビューを果たした学校です。今でも、ウィーンでは、社交界デビューの為のプログラムがあり、これを修了し、初めて紳士淑女として認められます。

それに、社交ダンスは「当然」あり、社交ダンスを学ぶ人は、「紳士淑女の嗜み」であることを認識しています。

「社交ダンスを習いたいからエチケットを学ばなくては」という感覚はもはや当たり前であるのです。

因みに、当アカデミーの本校では、スイスの名門校のエッセンスも含まれた英国認定の本格的な国際社交マナー講座を開講しています。

エチケットとは、作法・ルールの事で、マナーズとは思いやり・礼儀の事です。礼儀を形にしたものをエチケットと呼びます。

日本では、「マナー」という言葉の定義から誤っている、と言うことです。

何故日本の社交ダンスは「下品」なのか?

それは、以前に書いた、日本へ導入の歴史上からみてもわかるように、日本へ上流階級に伝わった、文明開化の時代、鹿鳴館時代でも、上流階級ですら嗜みを得ていませんでした。

明治時代のその頃、「和が正しいのか」「いや西洋のものなら全て良しだ」など言う思想や、争いもあり、「和」「洋」の区別もつかなくなり、「洋」に関しては、私立の女子校が、英国の教育を真似て力を入れた物の、庶民への浸透は薄く、そのまま第2次世界対戦へ、終戦後は、社交ダンスが「米国人の相手」と変わってしまい、そのうちなくなり、高度経済成長で、ディスコダンスが流行り、社交ダンスが復活した時には、「西洋の嗜み」などという感覚は消え去ったまま、庶民へ伝えられていきました。

そもそも競うことが大好きな日本人には、競技の為のスポーツ・ダンスがあっていて、それであれば、高貴のマナーなど必要ないと考えたのでしょう。恐らく、それが必要だということすら知る人はいなかったのでしょう。

ですから、社交ダンスを教える競技ダンスの講師が、高貴のマナーを身に着けず、教えられないことは言うまでもなく、それが、生徒へ一般庶民へと伝わって行ったことが始まりでしょう。

それでは外国人に笑われたまま

もう時代は、150年も経ちました。

「日本人は何故エスコートもしないのにダンスを踊るの?」

「何故、日本のレディたちはそれでも平気なの?」

「日本のレディたちはどうして何もしないの?」

「日本の男性は何故ドアを開けないの?」

それは日本の文化だからです。社交ダンスではなければ、これは日本人として何の不思議もない普通の行動ですから、外国人が理解不足なだけです。

しかし、それで社交ダンスを踊る姿が、非常に滑稽に映るのです。簡単で悪い言葉で言えば、「ダサくて下品でちょっとばかみたい」に見えるのです。

クロスカルチャーエチケットだけのお話で言えば、日本人男性は大変紳士的であるからこそドアを開けて女性を前に出さないのですが、それは別のお話で、社交ダンスでは、とにかく「西洋のルールに従うべき」なのです。日本式など存在しないのです。

それは、フレンチのテーブルサービスに日本式が存在しない事と全く同じ事です。パスタをお箸で頂くなど、イタリアでしたら笑われます。

日本式社交ダンスとするならば、日本舞踊を踊ったほうがずっと綺麗なのです。

社交ダンスの本質は高貴なマナーであり、マナーの本質がコミュニケーション

「社交ダンスはコミュニケーションだから日本の教育に入れるべき」と唱える方がいますが、現状ではそれは無理です。順番が逆です。

日本の義務教育に社交ダンスが入れば、ヒップホップよりも素敵であることは間違いなく、「正しく教育すれば」最高の効果があります。

しかし、この「正しく教える」事ができる講師はいません。勿論、当アカデミーの国際認定の講師にはそれができますが、一般的な社交ダンスの講師にそれができる人はいません。

それなのに、教育という重要なところへ行けば、それこそ大問題が起こりえます。酷ければ、幼児セクハラや男女のあり方が間違った方向へ必ず行きます。

社交ダンスの前に、教育に必要なのは、「国際的な嗜みの知識・精神理解」ですから、これをせずにダンスだけ教えても、結果的には、スポーツ・ダンス以上のものにはならないのです。(補足ですが、心身の健康上の目的ならスポーツとしてのダンスには大賛成です)

日本の「男女のあり方」は、社交ダンスの発祥の西洋の男女のあり方と、全く正反対であることをまず認識し、社交ダンスを学ぶには、まずはその「精神の理解」が何よりも重要である事を知らなくてはいけません。

「マナー」とは「規則やり方」ではなく、「思いやりでありコミュニケーション」である、ということを知り、しっかりと学べば、必ず身につき、それが「他人のためではなくて自分のためである」と言うことに気づくことができ、より素敵な毎日を送ることができるようになるでしょう。

それが身につけば、ダンスも美しく踊ることができるようになります。

エレガントなダンスを踊るために国際社交マナーを学ぶこと

優雅で上品でエレガントな立ち振舞は、その意識から、その精神から、知識を持って生まれるものです。

「正しい意識」をもって社交ダンスを踊れば、エスコート=リード・フォローも上手になり、気を使うのではなく、自分が美しく、自分が正しく振る舞うことが、相手への思いやりへ繋がることを、心で理解できます。

まずは、この学びから、始めることが、社交ダンスを上品に踊るための第一歩なのです。


社交マナーの説明会は別日別の会場となります。

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